警備業界のこと

更新日2026.09.15

公開日2026.09.15

警備員は資格を取るとどう変わる? 未経験から目指せる国家資格とキャリアアップを解説

「警備の仕事には、どんな資格が必要?」「未経験からでも取得できる?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。

警備員は、資格がなくても始められる仕事です。しかし、交通誘導・施設・イベント警備などで役立つ国家資格を取得すると、担当できる仕事の幅が広がり、収入アップやキャリアアップにもつながります。

実際にエムサスでは、資格取得にかかる費用を会社が全額負担しています。さらに、資格取得によって基本給アップも目指せるため、未経験からでもスキルを磨きながら成長できる環境があります。

この記事では、警備業界で役立つ主な国家資格の種類や1級・2級の違い、取得するメリットをわかりやすく解説します。未経験から警備の仕事に挑戦したい方も、将来のステップアップを考えている方も、ぜひ参考にしてください。

 

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    目次

  • 1. 警備員になるために資格は必要?

    1-1. 入社時点では、特別な資格がなくても大丈夫
    1-2. 現場に出る前には「新任教育」を受ける
    1-3. 現場や業務内容によっては、有資格者が必要になる

  • 2. 警備業界で役立つ主な国家資格

    2-1. 警備業務検定とは?6種類ある国家資格の全体像
    2-2. 交通誘導警備業務検定|道路工事や建設現場の安全を支える資格
    2-3. 施設警備業務検定|建物や利用者の安心を守る資格
    2-4. 雑踏警備業務検定|イベント会場など、多くの人が集まる場を守る資格
    2-5. そのほかにある警備業務検定
    2-6. キャリアアップを目指す人に役立つ国家資格

  • 3. 警備員が資格を取得するメリット

    3-1. 担当できる現場・仕事の幅が広がる
    3-2. 資格手当など、収入アップにつながる場合がある
    3-3. リーダー・管制・教育担当など、次のキャリアを目指せる

  • 4. まとめ

    資格を知ることが、警備の仕事の可能性を広げる第一歩

1. 警備員になるために資格は必要?

1-1. 入社時点では、特別な資格がなくても大丈夫

「警備の仕事には資格が必要なのでは?」と思う方もいるかもしれません。警備員として働き始める時点で、特別な資格が必須になるわけではありません。学歴や警備経験がなくても応募できる求人は多く、異業種から転職して活躍している人もいます。
資格は、最初から持っていなければならないものではなく、仕事を覚えながら取得し、できることを増やしていくためのものです。未経験の方は、まず仕事内容や働き方を知ることから始めてみましょう。

▼未経験から警備員を目指す方は下記コラムもチェック!
未経験から警備員になるには? 必要な資格・条件・警備業務の種類を解説

1-2. 現場に出る前には「新任教育」を受ける

資格がなくても警備員を目指せますが、入社後すぐに現場へ出るわけではありません。警備員として働く前には、法律で定められた「新任教育」を受ける必要があります。新任教育では、警備業法などの基本ルールや、あいさつ・報告の仕方、誘導時の基本動作、安全に仕事を進めるための考え方などを学びます。
エムサスでは、一般的な法定基準(20時間・3日間)よりも手厚い、4日間・26時間の研修を実施。座学に加え、現場写真や動画、車両誘導の演習なども取り入れながら、万全の体制で未経験の方をサポートしています。

▼エムサスの新任教育については下記コラムもチェック!
警備員が入社後に受ける「新任教育」って何をするの? エムサスの研修講師が詳しく解説!

1-3. 現場や業務内容によっては、有資格者が必要になる

すべての警備現場で資格が必要になるわけではありません。ただし、一定の条件に当てはまる現場では、有資格者の配置が法律で定められています。
たとえば、交通量の多い道路での工事や大勢が集まるイベントでは、交通誘導警備業務検定雑踏警備業務検定の資格者が必要になるケースがあります。資格を取得すれば、専門性が求められる現場でも活躍しやすくなり、仕事の幅も広がります。次章では、警備業界で役立つ主な国家資格を紹介します。

 

 

2. 警備業界で役立つ主な国家資格

2-1. 警備業務検定とは?6種類ある国家資格の全体像

警備業界で役立つ代表的な国家資格が「警備業務検定」です。警備業務に必要な知識や技能を身につけていることを証明する資格で、業務内容に応じて6種類に分かれています。

資格名 主な活躍の場
交通誘導警備業務検定 道路工事・建設現場・駐車場周辺など
施設警備業務検定 オフィスビル・商業施設・病院・工場など
雑踏警備業務検定 花火大会・お祭り・スポーツイベントなど
空港保安警備業務検定 空港での保安検査など
貴重品運搬警備業務検定 現金・貴金属などの運搬
核燃料物質等危険物運搬警備業務検定 危険物などの運搬に関わる業務

いずれの資格にも1級と2級があり、一般的には2級から取得を目指します。2級は現場で必要となる基本的な知識や技能を身につけていることを示す資格で、1級は現場をまとめたり、警備員を指導したりする立場を目指すための上位資格です。
警備業務検定には、公安委員会が実施する直接検定を受ける方法のほか、登録講習機関の講習を修了して取得する方法があります。
未経験から警備の資格取得を目指す場合は、まず交通誘導警備業務検定・施設警備業務検定・雑踏警備業務検定の3つを知っておくとよいでしょう。では、次の項目から、それぞれの資格について詳しく見ていきます。
※出典:全国警備業協会「教育と資格」

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警備員の仕事内容を徹底解説!施設警備・交通誘導・イベント警備の違いとは?

2-2. 交通誘導警備業務検定|道路工事や建設現場の安全を支える資格

交通誘導警備業務検定は、道路工事や建設現場、駐車場周辺などで、車両や歩行者を安全に誘導するための知識・技能を証明する国家資格です。
特に、高速道路や自動車専用道路、都道府県公安委員会が指定する道路で交通誘導を行う場合は、交通誘導警備業務検定の合格者を配置しなければならないケースがあります。交通誘導警備の現場で経験を積みたい方にとって、代表的な資格のひとつです。

  • 1級と2級の違い
区分 内容
2級 交通誘導警備に必要な基本知識や誘導動作を身につけていることを示す資格。未経験から最初に目指す資格として適しています。
1級 より高度な知識や判断力が求められる上位資格。現場全体を見ながら、複数の警備員をまとめる立場を目指す際に役立ちます。
  • 難易度
    2級は、基本的な誘導動作やルールを学ぶことで、未経験からでも取得を目指しやすい資格です。1級はより高度な判断力が求められるため、現場経験を積んでから挑戦するのが一般的です。

2-3. 施設警備業務検定|建物や利用者の安心を守る資格

施設警備業務検定は、オフィスビルや商業施設、病院、工場などで、建物や利用者の安全を守るための知識・技能を証明する国家資格です。
たとえば、多くの人が出入りする商業施設やオフィスビル、病院などでは、出入管理や巡回に加え、火災・急病人・不審者などへの落ち着いた対応も求められます。施設警備業務検定は、こうした建物内の安全管理に関する知識や対応力を身につけるうえで役立つ資格です。施設警備の現場で経験を積みたい方にとって、代表的な資格のひとつです。

  • 1級と2級の違い
区分 内容
2級 施設警備に必要な基本知識や、巡回・出入管理・防災対応などの基本動作を身につけていることを示す資格。未経験から最初に目指す資格として適しています。
1級 より高度な知識や判断力が求められる上位資格。現場全体の状況を把握しながら、複数の警備員をまとめる立場を目指す際に役立ちます。
  • 難易度
    2級は、施設警備の基本知識や対応の流れを学ぶことで、未経験からでも取得を目指しやすい資格です。1級はより高度な判断力が求められるため、現場経験を積んでから挑戦するのが一般的です。

2-4. 雑踏警備業務検定|イベント会場など、多くの人が集まる場を守る資格

雑踏警備業務検定は、花火大会やお祭り、スポーツイベント、コンサートなど、多くの人が集まる場所で安全を守るための知識・技能を証明する国家資格です。
たとえば、大規模なイベント会場や人の出入りが多い催事では、混雑による転倒事故などを防ぐため、人の流れを見ながら適切に誘導する必要があります。雑踏警備業務検定は、こうした混雑時の安全管理や、状況に応じた誘導に役立つ資格です。イベント警備の現場で経験を積みたい方にとって、代表的な資格のひとつです。

  • 1級と2級の違い
区分 内容
2級 雑踏警備に必要な基本知識や、人の流れを整理するための誘導・広報などの基本動作を身につけていることを示す資格。未経験から最初に目指す資格として適しています。
1級 より高度な知識や判断力が求められる上位資格。現場全体の混雑状況を見ながら、複数の警備員をまとめる立場を目指す際に役立ちます。
  • 難易度
    2級は、人の流れを整理するための基本動作やルールを学ぶことで、未経験からでも取得を目指しやすい資格です。1級はより高度な判断力が求められるため、現場経験を積んでから挑戦するのが一般的です。

2-5. そのほかにある警備業務検定

警備業務検定には、交通誘導・施設・雑踏のほかにも、専門性の高い分野で役立つ資格があります。

資格名 主な業務・活躍の場
空港保安警備業務検定 空港での手荷物検査や保安業務などに関わる資格です。航空機を利用する人の安全を守るため、危険物の確認や不審物への対応などの知識が求められます。
貴重品運搬警備業務検定 現金や貴金属、美術品などを安全に運ぶ業務に関わる資格です。周囲の状況を確認しながら、盗難や事故を防ぐための対応力が求められます。
核燃料物質等危険物運搬警備業務検定 核燃料物質など、特に厳重な管理が必要な物を運ぶ業務に関わる資格です。警備業務検定の中でも、専門性の高い分野といえます。

いずれも限られた現場で活かされる資格ですが、警備業界にはさまざまな専門分野があることが分かります。まずは交通誘導・施設・雑踏など、身近な警備業務に関わる資格から目指し、将来的に自分の適性や興味に合わせて専門性を広げていくのもよいでしょう。

2-6. キャリアアップを目指す人に役立つ国家資格

警備の仕事に慣れてきた後は、現場での経験を活かし、教育や管理を担う立場を目指すこともできます。ここでは、将来的なキャリアアップにつながる代表的な国家資格を2つ紹介します。

資格名 内容
警備員指導教育責任者 警備員への教育や指導を担うための資格です。新任教育の計画づくりや、警備員への指導などに関わります。施設警備・交通誘導や雑踏警備など、業務区分ごとに資格が分かれており、現場経験を積んだ後に教育担当や管理側を目指す人に役立ちます。
機械警備業務管理者 センサーや監視カメラ、警報装置などを活用する機械警備の管理に関わる資格です。機械警備を行う会社では、基地局ごとに有資格者の選任が必要とされています。将来的に管制や機械警備の運用・管理に携わりたい人にとって、キャリアの選択肢を広げられる資格です。

警備員指導教育責任者は、一定の実務経験や警備業務検定の取得実績などが受講条件となります。一方、機械警備業務管理者は、講習と修了考査を経て取得を目指せる資格です。
現場で経験を積み、資格を取得することで、警備員としてだけでなく、教育・管制・管理といった幅広いキャリアを描きやすくなります。

 

3. 警備員が資格を取得するメリット

3-1. 担当できる現場・仕事の幅が広がる

資格を取得すると、資格者の配置が必要になる現場でも活躍しやすくなります。
たとえば交通誘導警備業務検定を取得すれば、道路工事や交通量の多い現場など、より専門性が求められる仕事を任される可能性があります。施設警備や雑踏警備の資格も、それぞれの現場で必要な知識・技能を身につけている証明になります。経験だけでなく資格という形で強みを示せるため、仕事の選択肢を広げやすくなるでしょう。

3-2. 資格手当など、収入アップにつながる場合がある

警備会社によっては、資格取得者に資格手当を支給している場合があります。
有資格者の配置が必要な現場では、有資格者が重要な役割を担うため、資格の有無が待遇や担当業務に反映されることもあります。手当の内容や金額は会社ごとに異なりますが、働きながら収入アップを目指せることは資格取得の大きなメリットです。
たとえば、エムサスでは、交通誘導警備業務2級を保有している場合、以下のような手当が支給されます。

<エムサスの資格手当の例>

▼交通誘導警備業務2級を保有している場合…

・基本給200円アップ
・対象現場に従事した場合、2級手当1,000円支給

▼日給1万円で月25日勤務した場合…

・資格なし:月収25万円/日給1万円×25日勤務
・資格あり:月収28万円/(日給1万円+資格手当1200円)×25日勤務

 

たとえば月25日勤務の場合、交通誘導警備業務2級を保有していることで、資格なしの場合と比べて月収が3万円高くなります交通誘導警備業務2級は未経験でも目指しやすい資格のため、収入アップを目指したい方は、資格取得を検討してみるのもよいでしょう。
また、エムサスでは資格取得にかかる費用を会社が全額負担しています。会社のサポートを受けながら着実に資格取得を目指せるため、未経験からスタートした方でも収入アップやキャリアアップにつなげやすい環境です。
求人を見る際は、給与だけでなく、資格手当や資格取得支援制度があるかも確認しておくとよいでしょう。

 

▼警備員の給料や手当については下記コラムもチェック!
【給与明細公開!?】警備員の給料相場は?警備員の「日給・月給・年収」を徹底分析!

3-3. リーダー・管制・教育担当など、次のキャリアを目指せる

資格と現場経験を重ねることで、将来のキャリアの選択肢も広がります。現場で警備員をまとめるリーダーや隊長、警備員の配置を調整する管制、新人教育を担う教育担当など、警備業界には現場経験を活かせるさまざまな役割があります。
最初は未経験からスタートしても、資格取得をきっかけに専門性を高めながら、自分に合ったキャリアを目指せます。長く働き続けたい方にとって、資格は将来の可能性を広げる大切なステップになるでしょう。

 

4.まとめ|資格を知ることが、警備の仕事の可能性を広げる第一歩

警備員は、未経験・無資格からでも始められる仕事です。入社後は新任教育で基本を学び、現場経験を積みながら、必要に応じて資格取得を目指していけます。
交通誘導・施設・雑踏などの警備業務検定を取得すると、専門性が求められる現場でも活躍しやすくなり、仕事の幅や将来のキャリアの選択肢も広がります。現場のリーダーや管制、教育担当などを目指すうえでも、資格は大きな強みになるでしょう。

エムサスでは、資格取得にかかる費用を会社が全額負担する資格取得支援制度を用意しています。さらに資格手当も充実しており、たとえば交通誘導警備業務2級を取得すると基本給がアップするなど、スキルを磨くほど収入アップも目指しやすい環境です。
まずは警備の仕事に触れながら、経験と資格を積み重ね、自分に合ったキャリアを見つけてみてください。

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