警備の仕事は、男性が多く、体力勝負の仕事というイメージを持たれがちです。とはいえ、「女性でも続けられるの?」「自分の生活に合った働き方はできる?」「未経験からでも大丈夫?」と、不安や疑問を感じている方も少なくありません。
そこで今回は、エムサスで活躍する現役女性警備員Mさん(30代・警備員歴約3年)にインタビューを実施。なぜ警備の仕事を選んだのか、実際に働いてみて感じたギャップや、女性だからこそ感じる働きやすさや大変さなど、リアルな声を語っていただきました。
警備の仕事そのものが変化し、女性の活躍の場が広がっている今。Mさんの体験を通して、「女性×警備」という働き方の実情と、無理なく続けるためのヒントをお届けします。新しい仕事に一歩踏み出したい方や、今の働き方を見直したい方にも、きっと参考になるはずです。
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1. 女性警備員が増えている理由とは?
1-1. 「話しかけやすい存在」として、女性が求められている
1-2. 人手不足と働き方の変化が、女性の活躍を後押ししている
1-3. 「体力に自信がないと無理?」という不安について -
2. 女性警備員として働くメリット
2-1. シフト調整がしやすく、生活に合わせて働ける
2-2. 未経験からでも始めやすい仕事
2-3. 直行直帰ができ、キャリアの選択肢も広がる -
3. 女性警備員になる前に知っておきたいこと
3-1. 体力や健康管理は「無理をしない工夫」が大切
3-2. 現場によって環境はさまざま。事前確認が大切
3-3. 入社後も相談できる会社かどうかが、続けやすさを左右する -
4. まとめ
4-1. 女性警備員に興味がある方へ。Mさんからのメッセージ
4-2. まとめ
目次
【現役女性警備員】
Mさん(30代/警備員歴約3年)※取材時
前職:居酒屋店員、事務職など
1. 女性警備員が増えている理由とは?

最近、警備の求人でも「女性歓迎」「女性活躍中」といった表記を目にする機会が増えてきました。なぜ今、女性警備員が求められているのでしょうか。
その背景には、警備の仕事そのものの変化と、社会的なニーズの移り変わりがあります。
1-1. 「話しかけやすい存在」として、女性が求められている
近年、警備業の社会的位置付けの変化に伴い警備員数も年々増加しており、1984年の統計データから比較すると、40年間で警備員数は約4倍にも増えています。
その中でも女性警備員の需要が高まっている理由のひとつが、警備の役割そのものが変化していることです。これまで警備というと、「不審者対応」「車両誘導」といった“力仕事”のイメージが先行しがちでした。
しかし現在は、「商業施設や公共施設での案内対応」「イベント会場での誘導・声かけ」「病院や施設での出入口管理」など、人と接する場面が多い警備業務が増えています。
こうした現場では、「話しかけやすさ」や「安心感」が重視されるケースも多く、女性警備員がいることで、来場者や利用者が自然に声をかけやすくなるという声も少なくありません。
特に、女性や子ども、高齢者が多く訪れる場所では、「男性警備員よりも女性のほうが安心する」「相談しやすい」と感じる人も多く、現場から女性配置を希望するケースが増えているのが実情です。
このように、警備は男性が多い業界だからこそ、女性警備員の存在が重宝される場面も多く、活躍のチャンスが広がっています。


※参照1:一般社団法人 全国警備業協会 警備員数の推移
※参照2:警察庁生活安全局生活安全企画課 令和6年における 警備業の概況
1-2.人手不足と働き方の変化が、女性の活躍を後押ししている
もうひとつの背景として挙げられるのが、社会全体の人手不足と働き方の多様化です。警備業界でも例外ではなく、人材確保は大きな課題のひとつ。
その中で、これまで十分に活かされてこなかった女性の力に注目が集まるようになりました。
同時に、「フルタイムで働く」「正社員として長時間勤務する」といった働き方だけでなく、「週数日だけ」「Wワークとして」「生活リズムに合わせて」といった柔軟な働き方を選ぶ人が増えてきたことも、警備の仕事と相性が良い理由です。
シフト制で勤務日数や時間を調整しやすい警備の仕事は、ライフスタイルを大切にしたい女性にとって選択肢のひとつになりやすい職種だと言えるでしょう。
1-3. 「体力に自信がないと無理?」という不安について
それでもなお、「警備は体力がないと無理そう」「女性にはきつい仕事なのでは?」と不安に感じる方もいるかもしれません。
確かに、屋外の現場では暑さや寒さを感じる場面もありますし、立ち仕事が中心になる現場もあります。ただし、すべての警備が同じ条件というわけではありません。
実際には、「複数人で連携して動く現場」「無線や声かけで状況を共有する現場」「判断力や気配りが求められる場面」など、体力以上に周囲を見る力や冷静な対応が活かされる仕事でもあります。
そのため、「力仕事が苦手だから向いていない」「警備は男性の仕事」といったイメージだけで選択肢から外してしまうのは、少しもったいないかもしれません。
※詳しくはこちらの記事も合わせてご覧ください。
未経験から警備員になるには? 必要な資格・条件・警備業務の種類を解説
2. 女性警備員として働くメリット

警備の仕事に興味はあっても、「自分の生活に合う働き方ができるのか」「未経験でも本当に大丈夫なのか」と不安を感じる方は少なくありません。
実は警備の仕事には、女性だからこそ感じやすいメリットがいくつもあります。ここでは、実際の働き方をイメージしながら、その魅力を見ていきましょう。
2-1. シフト調整がしやすく、生活に合わせて働ける
警備の仕事の大きな特徴のひとつが、シフト制で働けることです。
・週に何日くらい働きたいか
・この曜日は外したい
・Wワークとして入れる日だけ働きたい
といった希望をもとに、シフトを組める職場も多く、自分の生活リズムに合わせた働き方がしやすいのが魅力です。
フルタイムでしっかり働きたい方だけでなく、「今は無理のないペースで」「まずは様子を見ながら」といった働き方が選べる点は、女性にとって心強いポイントと言えるでしょう。
<現役女性警備員Mさんからの一言>
実際に私も「本業と両立しながら夜勤や土日で働ける仕事」を探していました。最初は「警備」という選択肢は全く頭にありませんでしたが、「自分らしいライフスタイルで働けそう」と思いチャレンジすることに決めました!
2-2. 未経験からでも始めやすい仕事
警備の仕事は、「経験や資格がないとできない仕事」というイメージを持たれがちですが、実際には未経験からスタートする人が多い職種です。
多くの警備会社では、現場に出る前に研修が用意されており、「警備の基本ルール」「現場での立ち位置や動き方」「声かけやトラブル時の対応方法」などを、基礎から学べる環境が整っています。
いきなり一人で現場を任されることは少なく、周囲と連携しながら仕事を覚えていけるため、「警備は初めて」という方でも安心してスタートしやすい仕事です。
<現役女性警備員Mさんからの一言>
警備の仕事は完全に未経験でしたが、研修で基本を教えてもらえたので、現場に出るときの不安はそこまで大きくありませんでした。最初は分からないことも多かったですが、「まずはやってみよう」という気持ちで少しずつ慣れていきました。
※入社後の研修については、こちらの記事もご覧ください。
警備員が入社後に受ける「新任教育」って何するの? エムサスの研修講師に詳しく聞いてみました。
2-3. 直行直帰ができ、キャリアの選択肢も広がる
警備の仕事は、現場への直行直帰ができるケースが多いのも特徴のひとつです。
勤務前後に会社へ立ち寄る必要がないため、通勤の負担が少なく、仕事とプライベートの切り替えがしやすくなります。
また、経験を積むことで下記のようなキャリアも広がっていきます。
・資格取得によるスキルアップ
・現場をまとめる立場へのステップアップ
・内勤業務(管制など)へのキャリアチェンジ
自分のペースで働きながら、少しずつ役割を広げていける点も、長く続けやすい理由のひとつです。
<現役女性警備員Mさんからの一言>
私は現場経験を積んだあと、アルバイトから正社員になりました。前職で事務をしていた経験が、内勤業務でも活かせる場面があり、「警備=現場だけ」というイメージが変わりました。
3. 女性警備員になる前に知っておきたいこと

警備の仕事には、働きやすさや始めやすさといったメリットがある一方で、事前に知っておいたほうがよいポイントもいくつかあります。
ここでは、「思っていたのと違った…」と後悔しないために、女性が特に気になりやすい点を中心に整理していきます。
3-1. 体力や健康管理は「無理をしない工夫」が大切
警備の仕事は、立ち仕事が中心になる現場も多く、体力をまったく使わない仕事ではありません。
ただし、必要なのは「筋力」や「体力自慢」であることよりも、自分の体調と向き合いながら働く意識です。
「長時間立ちっぱなしにならない現場を選ぶ」「休憩がしっかり取れる配置かを確認する」「体調がすぐれない日は無理をしない」など、こうした工夫をしながら働いている人が多く、最初から無理なシフトを入れないことも、長く続けるためのポイントです。
「慣れるまでは控えめに」「様子を見ながら増やす」といった働き方ができるかどうかも、警備会社を選ぶ際の大切なチェックポイントになります。
<現役女性警備員Mさんからの一言>
最初は「夜勤希望」でしたが、面接で今の生活スタイルや悩みを相談したところ、日勤でサービスエリアの駐車場警備をすることにしました。親身に相談に乗ってくれるかどうかは、会社選びの重要なポイントです!
3-2. 現場によって環境はさまざま。事前確認が大切
警備の仕事は、配属される現場によって環境が大きく異なります。特に女性の場合、以下の点は事前に確認しておきたいポイントです。
・屋外か屋内か(暑さ・寒さ・日焼け対策)
・トイレや休憩場所の有無
・女性警備員の配置実績があるか
屋外現場では、夏の暑さや冬の寒さを感じる場面もありますが、一方で、施設警備など屋内中心の現場もあり、「思っていたより快適だった」という声も少なくありません。
求人情報だけで判断せず、「どんな現場が多いのか」「自分に合いそうか」を面接や説明の場でしっかり確認することが大切です。
また、女性の警備員は不審者に絡まれたりするなど、男性警備員と比較するとリスクも高いため、案内・誘導業務や女性専用施設を中心とした施設警備など、よりリスクの少ない業務を選択することも大切です。「距離の確保」「複数名体制の徹底」などの対策が取られているかどうかも、会社に事前に確認するとよいでしょう。
<現役女性警備員Mさんからの一言>
屋外の現場だと日焼けはやっぱり気になりますが、女性警備員同士で「この日焼け止めがいいよ」とか「大きめのマスクがいいよ」と情報を共有できたのは心強かったです。現場自体も活気があって、人と関わることが多い場所だったので、私はそういう雰囲気が合っているなと感じました。
3-3. 入社後も相談できる会社かどうかが、続けやすさを左右する
警備の仕事を続けられるかどうかは、入社後のフォロー体制によって大きく変わります。
・実際に働いてみたら思ったよりきつかった
・生活リズムが変わって、シフトを調整したくなった
・別の現場にもチャレンジしてみたい
こうした変化が出てくるのは、ごく自然なことです。そのときに、「相談しづらい」「我慢するしかない」環境だと、仕事自体が負担になってしまいがちです。
一方で、「シフトの相談ができる」「現場変更の希望を聞いてもらえる」「働き方を一緒に考えてくれる」そんな警備会社であれば、状況に合わせて働き続けることができます。
<現役女性警備員Mさんからの一言>
エムサスでは、社員の方が定期的に現場を巡回して声をかけてくれます。「最近どう?」と気軽に聞いてもらえるので、ちょっとした悩みも相談しやすいですね。一人で抱え込まなくていい環境なのは、続けるうえで大きいと思います。
4. まとめ

4-1. 女性警備員に興味がある方へ。Mさんからのメッセージ
私自身、最初から「警備員になろう」と思っていたわけではありません。本業と両立できる仕事を探している中で、たまたま出会ったのが警備の仕事でした。
実際に働いてみて感じたのは、大切なのは体力の強さよりも、自分の生活に合った働き方を選ぶことだということです。
日勤か夜勤か、屋外か屋内か、勤務日数はどのくらいか。警備にはいろいろな現場があるので、無理をしなくても自分に合う働き方が見つかります。
始める前は不安もありましたが、研修があり、分からないことは周りに聞ける環境だったので、少しずつ慣れていくことができました。女性警備員同士で情報を共有したり、相談し合えたりするのも心強かったです。
「警備は自分には向いていないかも」と決めつけず、まずは話を聞いてみるだけでもいいと思います。思っているより、警備の仕事は身近で、続けやすい仕事だと感じていますよ。
4-2. まとめ
今回は、現役女性警備員Mさんの声を中心に、女性警備員が増えている理由や、働きやすさのポイントについてご紹介しました。
警備の仕事は、一見すると体力的に大変そうなイメージを持たれがちですが、実際には「話しかけやすさ」や「気配り」といった、女性ならではの強みが活かせる場面も多くあります。
また、シフト制で生活に合わせて働ける点や、未経験から始めやすい点も、警備の仕事ならではの魅力です。
大切なのは、自分に合った現場や働き方を選び、困ったときにきちんと相談できる会社を選ぶこと。そうした環境があれば、警備の仕事は無理なく、長く続けていくことができます。
この記事を読んで、「警備の仕事、意外と自分にも合うかも」「新しい働き方として考えてみたい」そう感じた方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度エムサスにご相談ください。

