警備業界のこと

更新日2026.04.27

公開日2026.04.27

シニア・定年後でもできる警備の仕事とは? 79歳・現役警備員が語る「収入・健康・働き方」のリアル

警備の仕事は、シニアや定年後の働き方として近年注目が高まっています。
とはいえ、「体力的に続けられるの?」「働き方は自分に合わせられる?」「収入は安定するの?」など、不安や疑問を抱える方も少なくありません。

そこで今回は、62歳で警備の世界に入り、79歳になった今も現役で活躍しているエムサスのベテラン警備員Tさんにインタビューを実施。
“なぜ定年後に警備を選んだのか?”“シニアでも続けられる理由はどこにあるのか?”“仕事を通じて得られたやりがい・健康面の変化は?”など、気になるポイントをたっぷり語っていただきました。

長年の経験から紡がれるリアルな言葉を通して、「シニア×警備」の本当の魅力をお届けします。
定年前後の働き方を考えている方にも、必ずヒントになる内容です!

    目次

  • 1. シニア警備員が増えている理由とは?

    1-1. 60~70代が活躍できる仕事が少ない中、警備が選ばれるワケ
    1-2. 日給制・シフト制で“年金+α”の安定収入を確保できる
    1-3. 現役シニア警備員Tさんが“62歳で警備へ”転身した理由

  • 2. シニアでも始めやすい理由

    2-1. 基本は案内・誘導が中心。専門知識は入社後で十分
    2-2. 現役シニア警備員Tさんが語る「シニアでも活躍できる理由」
    2-3. 夜勤・日勤・短時間など、シニアに合わせて選べる“幅広い働き方”

  • 3. 定年後の健康維持にも効果的?

    3-1. 適度な運動×規則正しい生活で、自然と健康習慣が身に付く
    3-2. 現役シニア警備員Tさんが語る「元気でいられる秘訣」
    3-3. 人とのつながりが“生きがい”になる。仕事がもたらす前向きな効果

  • 4.まとめ

    4-1. シニアから警備員を目指す方へ。Tさんからのメッセージ
    4-2. まとめ

【現役シニア警備員】
Tさん(79歳/警備員歴約17年)※取材時
前職:トラック運転手

1. シニア警備員が増えている理由とは?

60代・70代になっても、まだまだ“働きたい”“収入を確保したい”という人は多くいます。
しかし、同時に「年齢的にできる仕事が限られてくる」という悩みを抱える方も少なくありません。
そんな中、ここ数年シニア層に選ばれている仕事が「警備員」です。

1-1. 60~70代が活躍できる仕事が少ない中、警備が選ばれるワケ

年齢を重ねると、体力やスピードを求められる仕事が難しくなり、「働きたくても条件が合わない」というケースが増えていきます。
そんな中で、警備の仕事は「落ち着いた対応」「コミュニケーション」「安全確認」といった“経験が活きる仕事”が中心です。

例えば交通誘導では、ドライバーや歩行者に「どうぞ」と声をかけたり、安全なタイミングを見極めたりと、若さよりも判断の落ち着きが求められます。
実際に現場では、60代・70代の警備員が第一線で活躍しており、「シニア歓迎」「定年後も続けられる」という特性が、再就職先として人気を高める理由となっています。

1-2. 日給制・シフト制で“年金+α”の安定収入を確保できる

シニアにとって魅力的なのは、収入のわかりやすさと安定性です。

警備会社の多くは日給制を採用しており、
・日給8,000円台~12,000円台が中心
・働いたぶんがそのまま収入に直結
・手当(夜勤・資格・交通費など)でさらにプラス
という明確な仕組みになっています。

「年金だけでは心もとない」「毎月の出費が読める仕事がしたい」というシニアにとって、警備は家計の“セカンド収入源”になりやすい仕事となっています。
また、自分の生活ペースに合わせて働き方を調整できるため、「週3日だけ」「夜勤中心で効率よく」など、無理のない働き方を作れるのも大きなポイントです。

警備員の給料相場など給与事情に関して詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
【給与明細公開!?】警備員の給料相場は? 警備員の「日給・月給・年収」を徹底分析!

1-3. 現役シニア警備員Tさんが“62歳で警備へ”転身した理由

私は62歳までトラック運転手として働いていましたが、年齢を重ねるほど不安が増えていきました。
深夜の長距離運転の仕事は生活リズムも乱れますし、体力的にもキツイ。夜走って、朝に荷下ろし、また戻る…そんな日々が体にこたえてきました。
そこで「年をとっても無理なく続けられる仕事」を探し始め、警備に目が留まりました。
運転ほどの事故リスクはないし、働き方も調整しやすいと感じたんです。

エムサスを選んだのは、家から通いやすいことと、面接で丁寧に話を聞いてくれたことが理由です。
会社の雰囲気の良さを感じ、「ここなら長く続けられそうだ」と思えました。
結果的にその選択は大正解。今は79歳ですが、まだ現役で働けています。
“年をとっても続けられる仕事”として、警備はとても良い選択だったと思っています。

2. シニアでも始めやすい理由

警備の仕事は「未経験でも始めやすい」「年齢に関係なく続けられる」という特徴があります。
その理由は、仕事内容そのものが“シニアに向いている要素”を多く含んでいるからです。

2-1. 基本は案内・誘導が中心。専門知識は入社後で十分

警備というと「難しそう」「専門的な知識が必要」と思われがちですが、実際には未経験の方でも始めやすい仕事がほとんどです。

たとえば・・・
・歩行者や車両への案内
・工事現場周辺での安全確認
・出入り管理などの見守り
といった、シンプルで落ち着いた業務が中心となっています。

特別な経験は必要なく、“決められた手順を丁寧に行うこと”が最も大切なポイント。
事前に研修で基礎から学べるため、未経験のシニアでも問題なくスタートできます。
「特別なスキルや知識がなくても、年齢関係なく始められる」これが、警備という仕事がシニアにも選ばれやすい理由のひとつです。

警備員が入社後に受ける「新任教育」など研修制度については、こちらの記事もご覧ください。
警備員が入社後に受ける「新任教育」って何するの? エムサスの研修講師に詳しく聞いてみました。

2-2. 現役シニア警備員Tさんが語る「シニアでも活躍できる理由」

私が実際に働いてみて感じるのは、警備はシニアが力を発揮しやすい仕事だということです。
若い頃のように走り回る必要はありませんし、必要なのは“落ち着いて状況を見る力”や“丁寧な声かけ”。
そういう部分は、年齢を重ねた今のほうがむしろやりやすいと感じています。

現場では、歩行者や車に安全に通ってもらうために、よく周りを観察し、危なそうなところがあれば先に声をかける。
これだけで大半のトラブルは防げます。焦らずに対応できるのは、シニアならではの強みだと思います。

「体力がないとできないのでは?」と心配されることもありますが、実際はそうではありません。
無理のない範囲で動き、状況を見て判断する。警備はそういう仕事です。年齢を理由にあきらめる必要はありません。
むしろ、年齢を重ねたからこそ活かせる場面がたくさんあります。それが、私がシニアにこの仕事をすすめたい一番の理由です。

2-3. 夜勤・日勤・短時間など、シニアに合わせて選べる“幅広い働き方”

警備の大きな魅力のひとつが、働き方の選択肢がとても広いことです。
同じ警備の仕事でも、現場によって負担や生活リズムが大きく変わるため、シニアでも自分に合った働き方を選ぶことができます。

・日勤の施設警備
建物の見守りや受付、巡回が中心で、落ち着いた働き方ができる
・日勤の交通誘導
屋外で体を動かしながら働きたい人に向いている
・夜勤の交通誘導・工事警備
効率よく稼ぎたい人に人気のシフト
・イベント警備(短時間)
スポットで働きたいという人に向いた柔軟な働き方
・長期の固定現場
同じ場所で同じ役割を続けられる安心感がある

このように、「がっつり働きたい」「週3日くらいで無理なく続けたい」「落ち着いた現場がいい」といった希望に合わせて働き方を組めるのが、警備の強みです。

体力に自信のある人は屋外の交通誘導を選べますし、立ち仕事が不安な人は施設警備のように負担の少ない現場を選ぶことができます。
シニアの採用が多い業界だからこそ、年齢に合わせて無理なく働ける“選択肢の広さ”がしっかり整っています。
この柔軟性が、定年後の仕事として警備が選ばれ続けている理由のひとつです。

3. 定年後の健康維持にも効果的?

警備の仕事は「体力が必要」というイメージがあるかもしれませんが、実はシニアの健康づくりにプラスになる要素が多く含まれています。
実際、60代・70代で警備を始めてから「生活リズムが整った」「運動習慣が身についた」という声はとても多いです。

3-1. 適度な運動×規則正しい生活で、自然と健康習慣が身に付く

警備の仕事は、走り回るような激しい動きはありませんが、
・現場まで歩く
・立ちながら周囲を見守る
・巡回や案内で適度に体を動かす
といった“軽い運動”が自然と生活に組み込まれます。

シニアにとっては、この「無理のない運動量」がちょうど良く、
・足腰の維持
・体力の低下防止
・生活リズムの安定
につながりやすいのが特徴です。

日勤なら朝起きて現場へ向かう習慣ができ、夜勤なら日中にしっかり休むことで身体のリズムが定まっていきます。
不規則になりがちなシニアの生活を、仕事が“軸”として支えてくれる効果もあります。

3-2. 現役シニア警備員Tさんが語る「元気でいられる秘訣」

私が79歳になった今でも元気で働けているのは、警備の仕事を続けてきたおかげだと思います。
この仕事に就いてから、自然と歩く習慣ができました。
会社まで1時間歩くこともありますし、時間があればスカイツリーから秋葉原まで散歩する日もあります。
ほぼ毎日1~2時間程度ウォーキングするのが日課になっています。

お酒も警備を始めてからやめました。
夜勤があるので飲む必要がなくなり、そのまま習慣ごと消えましたね。
現場では職人さんや社員の方と挨拶を交わしたり、ちょっとした会話があったりしますが、それがまた元気の源になります。

「働いているからこそ元気でいられる」今は本当にそう感じています。
体を動かし、人と話し、生活のリズムができる。それが私の健康の秘訣です。

3-3. 人とのつながりが“生きがい”になる。仕事がもたらす前向きな効果

シニアにとって、仕事は収入だけでなく「社会とのつながりを保つ役割」も果たします。
警備の現場では、職人・通行者・現場スタッフなど、毎日さまざまな人と挨拶や会話を交わします。
こうした小さなコミュニケーションが、気持ちを前向きにし、生活にハリをもたらしてくれます。

また、責任ある仕事を任されることで「まだ自分は必要とされている」という実感を得られ、メンタル面の安定にもつながります。
家にこもりがちになりやすいシニアにとって、仕事を通じた社会参加そのものが“生きがい”になるのも、警備という仕事の大きな魅力です。

4.まとめ

4-1. シニアから警備員を目指す方へ。Tさんからのメッセージ

私も62歳で警備の世界に入りましたが、年齢を理由にあきらめる必要はまったくありません。
大事なのは、自分の体力や生活リズムに合った働き方を選ぶことです。
日勤・夜勤、屋外・屋内、短時間の現場など、警備にはいろいろな働き方があります。
無理をせず、自分に合うスタイルを見つければ長く続けられます。

始める前に気をつけてほしいのは、現場ごとの負担の違いです。
立ちっぱなしが苦手なら施設警備、しっかり体を動かしたいなら交通誘導。
事前に会社に相談すれば、自分に合った現場を紹介してくれます。

そして一番大事なのは、相談しやすい会社を選ぶことだと思います。
自分の希望や体調のことを話しやすい会社なら、安心して仕事を続けられます。
年齢を重ねても、まだまだ働けますし、働くことで気持ちも体も元気になります。
「やってみようかな」と思ったら、まずは一歩踏み出してみてください。
私は警備を選んで、本当に良かったと思っています。

4-2. まとめ

今回は、62歳で警備の世界に入り、79歳の現在も第一線で活躍されているTさんの言葉を中心に、シニアと警備の相性の良さについてご紹介しました。

体力が必要そうに見える仕事ですが、実際には「落ち着いた判断力」「丁寧なコミュニケーション」といったシニアならではの強みが存分に活かせる仕事です。また、日給制で収入が分かりやすく、無理のない働き方を選べるのも魅力。
生活リズムが整い、健康的な毎日を送るきっかけにもなります。

「まだ働けるうちは収入を確保したい」「社会とのつながりを持ち続けたい」そんな思いを抱えている方にとって、警備はまさに“第二のスタート”にぴったりの仕事です。

この記事を読んで、「警備の仕事って意外と自分にも合うかも」「もう一度働くことに挑戦してみたい」そう感じた方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にエムサスまでご相談ください。
あなたの希望に合わせた働き方が、ここからきっと見つかります。