警備の仕事と聞くと、「体力勝負で大変そう」「昔ながらのアナログな業界」といったイメージを持つ方も多いかもしれません。さらに最近は、AIやDXといった言葉をよく耳にするようになり、「この先、警備員の仕事ってなくならないの?」と、少し不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
でも実は、警備業界はいま、静かに変わり始めています。すべてが機械に置き換わるわけでも、人の仕事がなくなるわけでもありません。これから警備会社を選ぶうえで大切なのは、「業界の将来性」だけでなく、その会社が“働く人の安全や負担”をどう考えているかという視点です。
そこで今回は、警備業界のこれからの動きや、エムサスが実際に取り組んでいるAI・DX活用について分かりやすく解説します。
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1. 警備の仕事、これからも本当に大丈夫?
1-1. 実は成長中。警備会社も警備員も増え続けている
1-2. 警備の中でも、AI化が進みやすい分野はある
1-3. それでも警備には「人の判断」が欠かせない -
2. 警備業界が今、向き合っている課題とは?
2-1. 人手不足は深刻。でも「仕事がなくならない」証拠でもある
2-2. 高齢化が進むからこそ、年齢を問わず活躍できる
2-3. AI・DXは不安材料?それとも働きやすさの鍵? -
3. AI・DX活用事例を紹介。エムサスが選ばれる4つの理由
3-1. 危ない現場ほど、AIに任せるという選択
3-2. 「紙と電話」から卒業。働く人の負担を減らすDX
3-3. 何歳からでもスタートできる理由がある
3-4. 一年を通して仕事があるから、安心して続けられる -
4. まとめ
目次
1. 警備の仕事、これからも本当に大丈夫?

「警備の仕事って、この先もなくならないの?」働く前に、誰もが一度は気になるポイントだと思います。ここではまず、警備業界全体の役割や現状を整理しながら、なぜ今も、そしてこれからも警備が必要とされ続けるのかを見ていきましょう。
1-1. 実は成長中。警備会社も警備員も増え続けている
一見すると人手不足が話題になりがちな警備業界ですが、実は業界全体で見ると、警備会社の数も、警備員の数も増加傾向にあります。都市部を中心に再開発やインフラ工事が続いていることに加え、商業施設や物流拠点、イベントなど、警備が必要とされる場面は年々広がっています。
その結果、新たに警備業へ参入する企業も増え、働く警備員の数も着実に伸びているのが現状です。
市場規模も3.5兆円前後と言われており、警備は鉄道や電力と同じように、社会を支える「インフラ産業」の一つとして位置づけられています。
私たちの生活が続く限り、人や街の安全を守る役割がなくなることはありません。警備業界は今後も、安定したニーズが見込まれる分野だと言えるでしょう。


※参照:一般社団法人 全国警備業協会 警備業者数の推移、警備員数の推移
1-2. 警備の中でも、AI化が進みやすい分野はある
ただし、警備の仕事すべてが同じ形で続いていくわけではありません。警備にはいくつかの業態があり、その中にはAI化が進みやすい分野もあります。
代表的なのが、施設警備の一部です。近年では、AIを搭載した防犯カメラやセンサーの導入が進み、常に人が立ち会わなくても安全を確保できるケースが増えてきました。
たとえば、夜間の監視や不審者の検知をシステムが自動で行い、異常があったときだけ人が対応する、といった形です。こうした仕組みが整えば、これまで人が行っていた業務の一部は、AIに置き換わっていく可能性があります。
このように警備業界では、業態や業務内容によって、AI化のスピードに差が出始めています。
1-3. それでも警備には「人の判断」が欠かせない
では、AIが進めば警備員の仕事はなくなるのでしょうか。答えは、決してそうではありません。警備の現場では、その場の空気や人の動き、ちょっとした違和感など、マニュアルやデータだけでは判断できない場面が数多くあります。
たとえば交通誘導では、車や歩行者の細かな動き、天候や時間帯による変化を読み取りながら、その瞬間ごとに最適な判断をする必要があります。
また、近隣住民の方への説明や声かけ、不安そうな人への対応など、相手の表情や反応を見ながら行うコミュニケーションも欠かせません。こうした「生きた現場」に合わせた判断や対応は、現時点ではAIだけで完結できるものではありません。
だからこそ警備業界では、AIが得意な部分は機械に任せ、最終的な判断や安全確保は人が担うという形へと進みつつあります。警備の仕事はなくなるのではなく、人にしかできない役割へと、少しずつ形を変えていく。それが、これからの警備業界の姿です。
2. 警備業界が今、向き合っている課題とは?

将来性がある一方で、警備業界がまったく課題のない業界かというと、そうではありません。むしろ今は、いくつかの大きな変化と向き合っている途中だと言えます。
ただし、見方を変えれば、それらは「働きにくさ」ではなく、働く側にとってのチャンスにもなり得る課題です。ここでは、警備業界が今どんな状況にあるのかを整理してみましょう。
2-1. 人手不足は深刻。でも「仕事がなくならない」証拠でもある
警備業界の課題として、よく挙げられるのが人手不足です。ニュースなどで耳にしたことがある方も多いかもしれません。確かに、警備を必要とする現場が増えている一方で、それを支える人の数が追いついていないのが現状です。工事現場や再開発、イベントなど、「警備が必要な場所」は年々増え続けています。
ただ、この状況を働く側の目線で見ると、必ずしも悪い話ではありません。それだけ警備のニーズが安定しており、「仕事が急になくなる心配が少ない」ということでもあるからです。
実際、警備員一人ひとりの存在価値は、以前よりも高まっています。警備業界の人手不足は、裏を返せば「これからも必要とされ続ける仕事」であることの証拠とも言えるのです。
2-2. 高齢化が進むからこそ、年齢を問わず活躍できる

警備業界は、働く人の年齢層が比較的高い業界です。そのため「若い人が少ない」「高齢化している」といった声もあります。ですが、この点も見方を変えると、年齢に関係なく挑戦できる業界だということが分かります。
実際、多くの警備会社では、60代や70代から未経験でスタートする方が珍しくありません。これまでの職歴や資格よりも、「真面目に取り組めるか」「安全を意識できるか」といった姿勢が重視されます。体力的に無理のある働き方を強いられるのではなく、現場やシフトを調整しながら、自分のペースで続けられる仕事も多くあります。
「もう年だから…」と諦める必要はなく、むしろ人生経験や落ち着いた対応が評価される場面も多い。それが警備という仕事の特徴です。
※シニア警備員の働き方について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
シニア・定年後でもできる警備の仕事とは? 79歳・現役警備員が語る「収入・健康・働き方」のリアル
2-3. AI・DXは不安材料?それとも働きやすさの鍵?
AIやDXと聞くと、「仕事がなくなるのでは?」と不安に感じる方もいるかもしれません。ですが、警備業界におけるAI・DXの役割は、人の仕事を奪うことではありません。
警備業界は、他の業界と比べるとデジタル化が遅れていると言われており、今も多くの現場では、紙の書類や電話連絡が主流です。だからこそ、AIやDXはまず「働く人の負担を減らす」ことを目的に導入され始めています。
たとえば、危険度の高い作業を機械が補助したり、事務作業や情報共有をデジタル化することで、警備員が本来の仕事に集中できる環境を整えたりといった取り組みです。
近年では「ブルーカラービリオネア」という言葉が注目されているように、AIの進化によって、これまで安定とされてきたホワイトカラーの仕事が自動化されるケースも増えています。
一方で、現場での判断や対人対応が求められる仕事は、すぐに置き換えが難しい分野でもあります。
そうした視点で見てみると、警備の仕事は、AIに仕事を奪われる側ではなく、AIを活用しながら価値を高めていく側の仕事だと言えるかもしれません。AI時代だからこそ、人の力が求められる仕事として、警備の役割はこれからも続いていきます。
3. AI・DX活用事例を紹介。エムサスが選ばれる4つの理由

AIやDXと聞くと、「最先端でかっこいい」というイメージが先に立つかもしれません。ですがエムサスが大切にしているのは、技術そのものよりも、それをどう現場で活かすかという視点です。
ここでは、エムサスがどんな考え方で警備に向き合い、どんな環境づくりを進めているのかをご紹介します。
3-1. 危ない現場ほど、AIに任せるという選択
エムサスでは、警備員の安全を守るために、業界の中でも早い段階からAI技術の活用に取り組んできました。その代表的な例が、道路工事などで行われる「片側交互通行」におけるAIの導入です。
片側交互通行は、車の動きが複雑になりやすく、警備の中でも特に事故リスクが高い現場の一つです。これまで警備員が最前線で状況を見ながら対応してきた部分を、AIカメラやシステムがサポートする仕組みを取り入れています。
現在エムサスでは、大手企業と連携しながら、関東初の試みとして実証実験をスタート。より安全で負担の少ない現場づくりに挑戦しています。
現場の交通量や車の流れをAIがリアルタイムで把握し、最適なタイミングで誘導を切り替える。異常があればすぐに知らせる。こうした仕組みを導入する目的は、警備員の人数を減らすことではありません。もっとも危険な場所から人を遠ざけ、事故のリスクを下げること。それがエムサスの考え方です。現場には必ず人が関わり、AIと人が連携しながら安全を守る体制を大切にしています。
3-2. 「紙と電話」から卒業。働く人の負担を減らすDX
警備の仕事は、現場だけでなく、日報や交通費精算などの事務作業も意外と多い仕事です。エムサスでは、こうした「現場以外の負担」にも目を向け、業務のデジタル化を少しずつ進めています。
これまで紙で行っていた手続きや連絡を、スマートフォンで完結できる仕組みに切り替えることで、書く手間や待ち時間を減らし、仕事に集中できる環境づくりを進めています。電話でのやり取りが減ることで、聞き間違いや伝達ミスも防ぎやすくなります。
DXは、現場を便利にするためのものではなく、働く人がストレスなく続けられる環境をつくるためのもの。エムサスでは、そんな考え方で取り組みを進めています。
3-3. 何歳からでもスタートできる理由がある

エムサスでは、60代や70代から警備の仕事を始める方も多く活躍しています。未経験からのスタートでも安心できるのは、教育とフォローにしっかり力を入れているからです。
研修は、法律で決まっている3日間にあえて1日プラスし、4日間かけてじっくりと実施。現場の映像や実例を交えながら、「実際の仕事をイメージしやすい内容」を大切にしています。
また、現場に出てからも、担当社員が定期的に様子を確認し、困りごとや不安があればすぐに相談できる体制を整えています。年齢やこれまでの経歴よりも、「安全を大切にできるか」「真面目に取り組めるか」。エムサスが見ているのは、そうした姿勢です。
※エムサスで行っている研修の詳しい内容については、下記からもご覧いただけます。
警備員が入社後に受ける「新任教育」って何するの? エムサスの研修講師に詳しく聞いてみました。
3-4. 一年を通して仕事があるから、安心して続けられる
「警備の仕事は季節によって忙しさに差があるのでは?」そんな不安を持つ方もいるかもしれません。エムサスでは、交通誘導だけでなく、施設警備やイベント警備など、さまざまな警備業務を担当しています。そのため、一年を通して安定した仕事量があり、急に仕事がなくなるといった心配が少ないのが特徴です。
また、空港や大型イベントなど、普段は関われないような現場を経験できるのも、警備の仕事ならではの魅力のひとつです。
エムサスでは、教育を大切にし、質の高い警備を続けることで、お客様からの信頼を積み重ね、その信頼がまた新しい仕事につながるという良い循環が生まれています。実際にお客様から「困った時のエムサス」と言っていただけることもあり、継続的なご依頼につながっています。
4. まとめ

警備業界は、ある日突然すべてが大きく変わるような世界ではありません。ですが、AIやデジタル技術の活用によって、現場は少しずつ「より安全で、より働きやすい環境」へと進化しています。
エムサスが大切にしているのは、新しい技術を取り入れること自体ではなく、それが現場で働く人の安全や負担軽減につながっているかどうかという視点です。
年齢やこれまでの経験に関係なく、「やってみたい」という気持ちがあれば、一歩を踏み出せる。そして、安心して長く続けられる。そんな環境をつくるために、エムサスはAIやDXを“人を支えるための道具”として活用し続けています。
この記事を通して、「警備の仕事って、思っていたより将来性があるかも」「エムサスなら、自分にもできそう」そう感じていただけたなら、ぜひお気軽にご相談ください。ちょっとした相談からでも、エムサスは歓迎しています。あなたの新しい一歩に、これからも丁寧に寄り添っていきます。

